このタイトルが大好きです!
こんばんは。タイトルだけで興奮することの出来るキリンです。
ちなみに何の話かというと、この本。
- 世紀の空売り/マイケル・ルイス
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
「サブプライムローンの破綻の方向、空売りで大もうけした人たち」
の物語です。
こういう投資物語系を読むのは初めてだったので、
読み始めはかなりにやついてました。
出てくる言葉が面白いんですよ。
作者の著書には
「進路を決めかねている大学生が読んで、いかさまで金を稼ぐことの場から示唆を知り、
金融家になろうという情熱を捨て去って、興味すら持たなくなってくれれば本望だな」
という気持ちが込められていたのだそう。
ところが、実際は「金融世界への入門書」として扱われているそうな・・・。
本の中の一部記述をご紹介!
バーリは、株式市場に関する本を趣味として読み始めた。ほどなく、チャートにもグラフにも、波動にも、株のプロを自称する多くの人たちの長口舌にも、論理などまったくないことが分かった
切れ味するどいですよね!
まったくの同感です。
90年代後半の市場に押し切られる形で、私は自分を「バリュー投資家(本来の価値と市場価格の差で投資する)」と認定しました。自分以外の全員の行動が、常軌を逸しているように思えたからです。」
ニヤニヤ。
「あがりそうだから買う」
「下がりそうだから売る」
⇒ 常軌を逸した取引
といったところでしょうか。
ここで、とあるブログで見つけたコメント欄の受け応えをご紹介。
マウ○○○
難しくて出来ないん…ww
とりあえず現状維持か…orz
一応ありがとうございました。
この受け応えを見て、思い出した記述がこちら。
偉大な投資家になろうと思ったら、自分の身の丈にあった流儀を持たなくてはなりません。ウォーレン・バフェットは、ベン・グレアムのよいところを全部学び取りながら、ベン・グレアムの真似をせず、自分の道を踏み出し、自分のやり方で、自分のルールで、金を動かしました。そのことに気づいたとき、私はすぐに、偉大な投資家になる方法を教えてくれる学校などないという真理を胸に刻みました。
nanasiさんは心理を胸に刻まれていたのですね。
次の記述も大好きです。
バーリは席上、一般投資家のリスクの測り方はまったくもってばかげている、とぶちあけた。投資家たちは、リスクをボラリティで測っていた。真のリスクはボラリティにはない。真のリスクはおろかな投資判断にある。
ポン円だけがリスキーなわけじゃないんですよ。
ドル円だって十分リスキーなんです。。。
良い投資とは、つまるところ、リスクに見合う正当な代価を受け取ることだ。
まだ読みかけですが、読み出すと熱中しちゃいます。。。
興味もっていただいた方はぜひ、一度手にとってみては?
今日もお読みくださり、ありがとうございます♪
コメント
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面白そうですね。
過去の経験で参考になるものはあまりないというのが僕の持論です。
相場は相場に聞かないと分からないし、チャートは今と過去を正しく把握するためのツールでしかないですからね。
法則は得てして例外に当たりやすいですしね。
全体の方向を読んでそれに乗るのが僕の流儀です。参考にしているわけじゃないですが、じっくり考えてから買えという3日たってから買えっていうのには結構従ってますね。
1/2のゲームにするか4/5のゲームにするかは自分次第ですね。
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>tommyさん
ですねー。
僕も結局は期待値をどれだけ上げれるかのゲームだと思っています。
昔の理念は今でも通用すると思います。
最近で言えば、武富士の倒産は予想できたのだと事後的に感じました・・・。
世紀の空売り、やってみたいですね^^
コメントありがとうございます。